2006年11月11日

カルト・マーケティングみたいな感じ

最近、カルト的なマーケティングってアリなんじゃないかと思います。
そのブランドなり企画なりに、単なる理屈を超えてのめりこむ顧客がいる感じの。
ちなみに、ここで言うカルトは否定的な意味合いじゃありません。

なんでカルト的なマーケティングが気になるかといえば、
スピード・レベルが年々高まる市場において、簡単に顧客が離れにくい
構造を作ることができるから、ということがあります。
いま、どんな企業もがんばっていますが、競争は非常に厳しく、
通常のマーケティングをしても競合に顧客を奪われる可能性が非常に高い。

通常のマーケティングを基本に考えた戦略をとった場合、以下のようなリスクがあります。
■価格で選ばれるすれば、より価格の安い競合に奪われる。
■デザインで選ばれるとすれば、よりデザインのよい競合に奪われる。
■スペックの高さで選ばれるとすれば、よりスペックの高い競合に奪われる。
■使いやすさで選ばれるとすれば、より使いやすい別の競合製品に奪われる。

各社が必死こいて企業活動をしている中、こういう状況で顧客を保つのは困難なわけです。

そこでカルトなわけですが、
カルトにおける信者(的な人)は、機能とか価格とか、そういう測定が容易な尺度で
そのカルトを信じているわけではないと思います。
なので、いったんのめりこむと、そう簡単に他のカルトに奪われず、
感情的に入れ込むことが多く、言ってみれば優良顧客になるわけです。

カルト的なマーケティングというのが意図的にできるかどうかは別としても、
現状のカルト的成功例には、以下のような特徴があるようです。

■顧客が信奉するカリスマがいる。それはエキセントリックな個人であることが多い。
■顧客は過去のストーリーを共有しており、「一緒に育っている」と考えている。
■顧客は過去の実績を共有するとともに、「きっとやってくれる」という未来への信頼を持つ。

上記のような意味合いで、成功しているブランドがあるとすれば、
(Jobs復帰後の)Appleとか、昔のSonyとかがあげられると思います。
他にも、程度の差はあれ、似たようなブランドは多いでしょう。

で、いま最もカルトマーケティングがうまいのは、ビジュアル系バンドでしょう。
いったんカルトファンがつけば、新曲が多少こけて、他のアーティストが
いい曲を出しても、ファンが離れにくいかと思われます。
安定的に新曲を買い、ライブに来てくれ、勧誘もしてくれる。いい顧客です。
なるほど…ビジュアル系に学ぶべきときが来たのかもしれません。

koukokugyokai at 23:37 │Comments(0)TrackBack(1)

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1. のめりこむ  [ たのしい検索・ゆかいな検索 ]   2006年12月21日 03:42
自分と同じように何事かにのめりこんでいる人を探し出すべく、本日のキーワードは「のめりこむ」でいきたいと思います。

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