2007年01月28日

仲介業vsGoogleの戦いがはじまった

電通と三井物産がそれぞれ、リクルートの株式5%を取得して、業務提携したようです。
※電通と三井物産との提携ではありません

リクルートは、現在まったく経営上の問題はないはずです。
2006年度の営業利益は1297億円もあり、電通(単体)の392億円よりよっぽど多いくらいです。
広告代理店を買収することが可能なくらい、経営状態は良好なはず。

では、なんでこんなことが起きるのか。
やっぱりネットメディアというものの影響が大きいのではないでしょうか。

リクルートにしてみれば、ネットメディアはとても怖い。
情報仲介業がリクルートの本分ですから、ネットでその領域がことごとく奪われる
可能性があります。お店の情報、結婚情報、就職・転職情報、住宅情報。
それを防ぐためには、広告での収益力を高めることと、仲介だけではなく、リアル世界にも
領域を広げていく必要があるはずです。
それで、広告のパートナーは電通、リアル世界のパートナーは三井物産にしたのではないでしょうか。

それと電通にしてみれば、R25などで発揮されたリクルートのメディア開発力が魅力でしょう。
(R25は電通とリクルートの共同会社が運営しています)
ネットメディアが勢いを増す中で、自分が利権を保てるメディアを、リクルートと
組んで開発していくことは、電通の基本的な考え方にあっているはずです。

三井物産ですが、ネットメディア的なものに興味を持つものの、とっかかりがないのでしょう。
商社は口が利けなければ話にならないところがあると思うので、そのあたりに通じている
リクルートのコネクション・ノウハウは魅力でしょう。
三井物産的には、メディアもそうですが、商品とも絡ませてリアルに落としたいのでは
ないのでしょうか。

ネットメディアと書きましたが、ここで仮想敵になるのは、
やはりGoogleなのかな、という感じがします。(代表としては。)

彼らが広告業界を侵食し、リアルとの連携を増していく方向にあるなかで、
仲介業としての要素がある企業は厳しい対応を迫られているはずです。
そういえば電通も三井物産もリクルートも、仲介業ですね。

とりあえず彼らは対応の先陣を切りましたが、2007年はこの手の動きが活発になりそう。
広告業界内の合従連衡だけでなく、仲介業同士の合従連衡にも注目ですね。


※追記:とか思っていたら山本直人氏のメモと内容がかぶっていた・・・

koukokugyokai at 02:02 │Comments(1)TrackBack(3)

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この記事へのコメント

1. Posted by なおと。    2007年01月29日 15:49
はじめまして(多分)リンクありがとうございました。いま業界間の提携は序盤から中盤に入りつつある気がしますね〜会社員じゃないと、見物に徹してしまうのですが。

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