2007年02月15日

恵方巻がバレンタインになれない理由

昨日はバレンタインデーでした。
会社の女性社員も、義理チョコを配るのが大変そうで気の毒でした。

個人的にどうかといえば、私は面倒くさがりなので、この手のイベントは
誕生日・クリスマスなどすべてにおいて遠慮したい気分ではあります。
どっちかというと、合理的に考えて必要・不要を考えてしまうほうです。

しかし逆に見ると、それぞれの利害関係業界(菓子業界とか)にとっては
またとない、嬉しいビジネスチャンスであることも確かです。
代理店稼業をしていると、まれに「バレンタインみたいな行事を作りたい」と
いう要望をもらったりしますが、確かに習慣に基づく需要が発生すれば
それによって得られる利益は自動的かつ莫大なので、おいしい市場であることは確か。

そういえば2月には節分があって、そこでは恵方巻というのが最近関東でも
コンビニを中心に売られまくってますが、なんだかイマイチ発展しません。
恵方巻きが業者の空振りに近いのだとしたら、どこがダメなんでしょうか。

この手のイベントは、その意義や賛否はともかく、成功に導くためには
「コミュニケーションのきっかけ」となることが不可欠です。特に、普段とっかかりのない
コミュニケーションのきっかけになるように設計すれば、ヒットするのではないでしょうか。
手法としてのチョコとか、プレゼントとかはある意味どれでもいい気がします。

恋愛というきっかけになるバレンタイン・クリスマスは当然そうですし、
豆まきとか正月とか、家族系のコミュニケーションイベントも廃れません。
また、母の日のように、親孝行系のコミュニケーションも普段なかなかできず、
かつ一定の需要のあるコミュニケーションといえると思います。

さらにポイントとして、クリスマスやバレンタインは、手ごろにもできつつ、
金をかけようと思えばたくさんかけることもできる、というグレードを持つ
ことがあると思います。このことで、「気持ち」を表現できますし、
無難に安くまとめることもできるので、参加者の裾野が広がります。
チョコとか、気持ちのグラデーションがつけやすいのでなかなかいい感じです。
母の日の「花」は、カーネーション縛りがあるのでイマイチかなという気が。

最後に付け加えると、「手作り可能」というのもポイントになります。
年賀状とかバレンタインとか、手作りによって予算以外のところで表現できます。
誕生日は手作りになりにくいですが、商品選択という手作り要素があります。
ここら辺がまったくないと、定式化してしまいイマイチ盛り上がりません。
この点、やはり母の日のカーネーションは再考の余地ありです。

さて勝手にまとめてしまいますが、この手のイベントをつくる公式は、

(1)需要がありながら、きっかけが持てないコミュニケーションを探す
(2)そのコミュニケーションを促進させるイベントを考える
(3)古来からある何らかの風習や祝祭と結びつける
(4)予算によってグレードをつけられる商品と結びつける
(5)手作り可能な要素が入っていればベスト

この公式でいうと、恵方巻は需要のあるコミュニケーションを生む装置にならず、
かつ、グレードもつけられないので、当然ながら続かない、という結論になります。
一応、手作りできるという要素は入っているのですが。
敬老の日(孫→祖父母)、成人の日(子→親/親→子)あたりの、需要のある
コミュニケーションに結びつけて出直したらどうでしょうか。

今度誰かに提案しようかな。でも実現したら面倒なイベントが増えるのでやめます。

koukokugyokai at 02:29 │Comments(0)TrackBack(1)

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1. 面白げなネタを拾い集めてみる。  [ Web屋さんのココロえ ]   2007年02月15日 19:01
いまいちどこに向かって文章を書いていけばいいのかよくわかっていないイシザカです。

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